毎年観察をしている、長瀞町のトウキョウサンショウウオが、面白い。
一般的にトウキョウサンショウウオは止水や水たまりのサンショウウオだと
認識しているが、長瀞の観察地は、山のハケ沢だ。ジャバジャバと水が流れている。
夜の観察で、タイミングが合うと、産卵場へ移動していると思われる、個体に遭遇する。
まるでシャワークライミングのように上流へ向かう個体がいたので、観察してみた。
流心の移動がメインではないが、水たまりのトウキョウサンショウウオのイメージとちがうので感動する。
もしかすると、河川上流域から関東平野に流される前の、原始的な生態を目の当たりにしているのかもしれない。
自然は強いとも感じる。
ライトに照らされ、ちょっと隠れる
左が沢の流れ
流れに負けじと移動する個体
分類 / 有尾目 サンショウウオ科
和名 / トウキョウサンショウウオ
学名 / Hynobius tokyoensis
体長 / 8-13cm
分布 / 群馬県を除く関東地方
20200326
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